Temuの危険性と安全な利用法を紹介
「Temu」は、急成長中の中国発ECサイトです。破格の価格と豊富な商品ラインナップで人気を集める一方で、商品の品質問題や個人情報の取り扱いなど、さまざまな懸念も指摘されています。
本記事では、実際のトラブル事例や購入者の声を紹介しながら、Temuのリスクと安全な利用法を解説します。
1. Temuの通販は危険なの?
Temuは破格の価格と豊富な商品ラインナップで注目を集める一方で、その安全性を懸念する声も上がっています。ここでは、Temuの実態と危険性について、具体的に見ていきましょう。
1.1 安すぎる商品のリスク
Temuで販売されている商品の安全性に関して、重大な懸念が指摘されています。韓国ソウル市の調査では、Temuで販売されている93製品のうち、40製品から韓国の安全基準値を超える有害物質が検出されました。
特に深刻なのは、女性用下着から膀胱がん発生リスクを高める発がん性物質が見つかったことです。また、化粧品からは皮膚感染症を引き起こす黄色ブドウ球菌も検出されており、健康被害のリスクが指摘されています。
[出典]弁護士JPニュース
1.2 個人情報の扱いに関する懸念
Temuのプライバシーポリシーによると、同社は利用者から広範なデータを収集しています。
名前や住所、電話番号といった基本情報に加え、デバイスやIPアドレスなどの技術的な情報も含まれます。また、これらの情報はTemuの関連会社や広告パートナーと共有される可能性も指摘されています。
別の深刻な問題は、Temuのアプリにマルウェアとスパイウェアが含まれている可能性です。これにより、利用者のモバイルデバイス上のデータに不正アクセスされるリスクが報告されています。
実際に、Temuの親会社PDDが中国で運営する「拼多多」というアプリは、マルウェア混入の疑いでGoogleのアプリストアから削除されました。
[出典]讀賣新聞オンライン
[出典]日本ネット経済新聞