血糖値の正常値一覧表

血糖値の正常値とは、どの程度の値を指すのでしょうか。食事をした後と、食事をする前では、血糖値にも差があるはずです。どのような値が正常であるのか、見ていきましょう。

分類 食後血糖値(約2時間以内) 空腹時血糖値
低血糖型 70mg/dl未満 70mg/dl未満
正常型 140mg/dl 100mg/dl
境界型(食後高血糖) 200mg/dl未満
正常高値 110mg/dl
食後高血糖 かつ 空腹時高血糖 140~200mg/dl未満
空腹時高血糖 126mg/dl未満
糖尿病型 200mg/dl以上 126mg/dl以上

この表が意味することは、食後血糖値であれば70~140mg/dl未満の血糖値であれば正常、空腹時血糖値であれば70~100mg/dl未満の血糖値であれば正常、という意味を持ちます。空腹時であれば、正常高値までであれば高血糖とは呼ばれないとされているため、70~110未満の血糖値であれば正常範囲内と言えます。

空腹時に110~126mg/dl未満の血糖値であれば、空腹時高血糖と呼ばれ、空腹時にもかかわらず、若干血糖値が高い状態であることを示します。また、空腹時高血糖であり、かつ食後血糖値が140~200mg/dl未満である場合には、食後血糖値と判断されてしまいます。

基本的な血糖値の正常値とは、食後であれば70~140mg/dl未満、食前であれば70~100mg/dl未満と覚えておくといいでしょう。

病気との境目

低血糖、高血糖という病気との境目も、表を見ていただければわかるようになっています。

食前・食後ともに血糖値が70mg/dl未満であれば低血糖と呼ばれる状態です。ただ、食後にも低血糖状態であるならば、ほぼ自覚症状があるでしょうから、既に異変にお気づきかと思います。

そして、食前ならば126mg/dl以上、食後ならば200mg/dl以上の血糖値ならば、高血糖と呼ばれる状態です。糖尿病リスクも高まっている状態なため、しっかりと医療機関で診察をうけることが大切と言えるでしょう。