Google 翻訳と他の翻訳ツールを比較

Google翻訳以外に様々な翻訳ツールがあり、主に個人向けに簡単に使える無料のものから法人向け有料のものまでいろいろあります。今回はGoogle翻訳以外の翻訳ツールの特徴や翻訳結果について解説します。

次の英文をそれぞれの翻訳ツールで翻訳しました。真下にあるのはGoogle翻訳を使った場合の訳文です。

“In the area where I live, there was an autumn festival called “Ji-sha” on the weekend. Young people were spinning something called “Ji-sha” around and around in a loud voice.
私の住んでいる地域では、週末に「地車」という秋祭りがありました。若者たちが大きな声で「地車」と呼ばれるものをくるくる回していました。”

出典:Google翻訳

DeepL翻訳

2017年からドイツ企業のDeepL社が提供している機械翻訳システムで、本来はプロの翻訳者向けに提供していたサービスです。特徴としては自然な表現で訳文を記述できる点で、これは対訳データをもとに学習していることで実現しました。

用途は論文やメール、ニュースの翻訳向けです。DeepLは基本無料ですが、有料版(DeepL Pro)があり、有料版の方がより高度な機能を有しています。対応言語は2023年7月現在で31言語です。

“私の住む地域では、週末に「地車」という秋祭りがあった。若者たちが大きな声で「地車」なるものをぐるぐる回していた。”

出典:DeepL翻訳

Microsoft翻訳

アメリカMicrosoft社の翻訳のツールであるBing Translatorと呼ばれるサービスで、英語と100以上の言語の翻訳を担当しています。

OfficeなどMicrosoftの製品のマニュアルの翻訳から学習をしている関係上、得意分野はIT系のマニュアルや利用規約、契約書などの翻訳に適しています。基本的に無料で利用できますが、ビジネス向けなどサービスの内容に応じて有料プランがあります。

“私が住んでいる地域では、週末に「ジーシャ」という秋祭りがありました。若い人たちが大きな声で「ジーシャ」と呼ばれるものをぐるぐる回していました。”

出典:Bing Translator

Weblio翻訳

ウェブリオ株式会社が統合型のオンライン辞書サービスとして無料で提供しているものです。

英語、中国語、韓国語などに対応しており、特徴としては翻訳結果をもとにひとつの訳文だけでなく類似例文などいくつかの候補を出してくれるので、言語学習にはとても適しています。さらに文体を「です・ます」調と「だ・である」調から選択できます。

“私が生きる地域では、「寺社」という秋祭りが、週末にあった。
若者は、大声で、まわりで、そして、まわりで、「寺社」という何かを回していた。”

出典:Weblio翻訳

クリムゾン・ジャパンAI機械翻訳

クリムゾンジャパンは、翻訳会社です。ビジネス向けの様々な翻訳やテープ起こしなどを校正者を使い有料で行っていますが、ブラウザ上では無料で、AI機械翻訳サービスを行っています。100%自社開発のAIエンジンを使用しており、25言語に対応可能な機械言語を気軽に体験できます。

“私の住んでいる地域では、週末に「地車」という秋祭りがありました。若者たちが大きな声で「地車」と呼ばれるものをくるくる回していました。”

出典:クリムゾン・ジャパンAI機械翻訳

みらい翻訳

株式会社みらい翻訳が提供している翻訳です。AI自動翻訳機能が無料で使えます。AIの翻訳レベルはとても高く、TOEIC 960点レベルの精度を保ちます。さらに国内クラウド機械翻訳の世界で初めてISO27017認証を取得しました。

みらい翻訳には有料プランも用意されており、無料版だと月1ファイルのみですが、有料プランだと月10ファイルまで可能です。

“「私の住んでいる地域では、週末に『地車』という秋祭りがありました。」。若者たちが大きな声で「地車」と呼ばれるものをぐるぐる回していた。”

出典:みらい翻訳