Geminiには無料版と有料版がある

GeminiはGoogle社が開発した生成AIモデルで、Nano、Pro、Ultraの3種類があります。この中でUltraは有料で、残りふたつは無料(Pro1.5は有料)で利用できます。今回は無料版と有料版のGeminiの違いについて、それぞれのメリット、デメリットを解説しましょう。

Gemini Nano Gemini Pro Gemini Pro1.5 Gemini Ultra
無料版(0円) 有料版(月間:2,900円)
スマホだけで利用できる簡易版 クラウドを利用した本格版 高度なタスクの処理に適した最上級プラン

出典:Google Geminiの無料版と有料版の違い

Gemini無料版とは

Gemini無料版とは、無料で使える機能です。簡単な情報収集や日常的なタスク(言語の翻訳、難解なニュースや論文の要約、専門用語などの質問)で利用する場合に適しています。Gemini無料版には、スマホだけで対応可能なNanoとクラウドを利用するProの2種類があります。

無料版のメリット

Gemini無料版のメリットは気軽にGeminiが利用できることです。生成AIがどういう物かを知りたいとき、とりあえず生成AIを使い、簡単なものをいろいろ試してみようという人向けです。Gemini無料版はいくら利用しても追加料金はかかりません。無料版の大きなメリットです。

無料版のデメリット

Gemini無料版のデメリットは、機能が限られていることです。Geminiでより高度な機能を使おうとすれば、有料版のGemini Advancedに加入する必要があります。無料版の場合は基本的な機能に限られるので、より本格的にGeminiを活用したいのなら有料版を検討しましょう。

Gemini有料版とは

Gemini有料版は、高度なタスクに対応するように開発されたAIモデルで、月額2,900円の有料プラン「Gemini Advanced」のことです。具体的には高度なSEO記事やバスることを狙うような投稿文、Webサイトの開発に役立つようなコードの生成といった難易度の高い問題に対応可能です。Gemini UltraとGemini Pro1.5が有料版に含まれています。

有料版のメリット

Gemini有料版のメリットは、本格的にAIを使って仕事を行いたい人向けです。無料版にはない高度なタスクを処理できる能力をGemini有料版は有しています。AIを使ってビジネスに役立てようという人は最適です。また有料版は2TBのGoogleドライブ容量が追加されるなどの特典があります。

有料版のデメリット

Gemini有料版のデメリットと言えば、有料ということです。2024年8月現在、月々2,900円の利用料が発生します。ただし最初の1か月間はお試し期間で無料なので、試しに有料版を申し込み使ってみて、月々の利用料を払ってまでの価値がないと判断した場合、お試し期間中に解約すれば問題ありません。