メッセージアプリ「シグナル」は、匿名性が高く魅力的なサービスです。しかしプライバシー管理がしっかりしているだけに、シグナルに誘われた際には注意すべき点もあります。ここでは、シグナルに誘われた際の確認ポイントと安全に利用するための注意点を解説します。
シグナルに誘われた際の確認ポイント
シグナルに誘われた場合は、相手がどんな人か確認することが大切です。誘ってきた本人には面識があったとしても、そのグループがどんなグループなのかも確認することが基本だと言えます。
確認する中で少しでも「怪しい」「心配」と感じるところがあれば、連絡をしないことも大切です。特に犯罪をたくらむ相手の場合、言葉巧みにこちらのスキを突こうとしてきますので、できるだけ関わらないようにすることが賢明でしょう。
不審なリンクやメッセージへの対応の仕方
シグナルを利用していてもし不審なリンクやメッセージが送られてきたら、原則として開かない、返答しないことが大切です。相手の信頼性が確認できない場合、シグナルではブロックする機能も搭載されています。ブロックの手順は、以下の通りです。
- シグナルを開く
- 相手の電話番号もしくは相手とのチャットを開く
- チャットヘッダーをタップする
- ブロックを選択する
- OKを選択する
また、繰り返し届いたり大量にメッセージが送られてきたりする場合、専門機関への相談も消費生活センターや警察への相談も検討すると良いでしょう。
シグナルを安全に利用するための対策
ここでは、シグナルを安全に利用するための対策や設定について解説します。
VPNを活用する
シグナルを安全に利用する対策としてはまず、VPNの活用が考えられます。VPNとは「Virtual Private Network」の略で、日本語では「仮想専用線」を意味します。インターネット上に、仮想の専用回線を設置する接続方法です。
VPNを利用することでインターネット通信全体が暗号化されて、重要な情報であるIPアドレスも匿名になります。位置情報を特定されたり通信を傍受されたりすることを防止できるので、シグナルをより安全に利用できるでしょう。
シグナルの設定を見直す
シグナルを安全に利用するには、設定を見直すことも重要です。シグナルの設定見直しでは、以下の点に注目すると良いでしょう。
- 連絡先の同期をオフにする
- 電話番号をデフォルトで非表示にする
- 消えるメッセージを設定する
- 登録ロック・画面ロック
登録ロックとは、電話番号をシグナルに登録する際にPIN(識別番号)が必要になる機能です。有効にすることで、第三者が電話番号を入手して新たな端末にアカウント登録しようとしても、PINが分からないと登録できなくなります。