Google Cloudの代表的なサービスと用途、その活用例を紹介

Google Cloudには多くのサービスが用意されています。今回の記事では、その中でも特に代表的な4つのサービスの用途と活用例を紹介します。これからGoogle Cloudを利用したい方や、基本情報を知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

ストレージ

Google Cloudの代表的なサービスとして、ストレージがあります。ストレージとは、文書や画像、動画など様々なデータを保存するスペースのことです。Google Cloudでは、Cloud Storageが代表的です。

Cloud Storageは保存できるデータ量に制限がなく、利用料金と保存期間、用途の異なる4種類のプランから選択して利用できます。Google Cloudのストレージに保存することで、他のGoogle Cloudのツールにもアクセスしやすいというメリットがあり、どこからでもデータの確認が可能となります。

高速かつ低コストで安全にデータの保存ができるので、企業としても導入するメリットが大きいです。

データ分析

Google Cloudはデータ分析でも高い効果を発揮します。代表的なサービスはBigQueryです。ビジネスの様々な要素を分析し、情報を得るためのデータウェアハウスです。

  • 消費行動や需要の変化などを予測
  • 現状の課題の解決策を検討するための情報

上記のようにビジネスの場面では、ビッグデータをはじめ、多くの情報を分析し、仕事に活用できる情報を見つけ出し検討する必要があります。クラウド上でデータ分析を行うことで、サーバーやハードウェアなどの準備費用を抑えることができ、その費用を他のビジネスの予算に回すことも可能です。

またGoogle Cloudでは他のツールとも連携できるので、情報をすぐに共有し、作業に移ることもできて効率が上がります。

コンピューティング

コンピューティングとは、コンピューターを使った情報処理全般のことを指す言葉です。代表的なサービスはCompute Engineで、WindowsなどOSに対応した仮想マシンを提供してくれます。

希望するスペックのPCをクラウド上で組み立てることができるので、様々な場面で利用できるのが魅力です。現代では情報処理はコンピューターを使うことが一般的です。しかし導入コストや維持管理の費用などを考えると、中小企業では環境を整えるのは大変です。

クラウド上で望んでいるスペックのPCを用意できれば、経費も抑えられ、性能もGoogleのシステムを活用することで、問題ありません。

機械学習

機械学習は、AIにデータやサンプルを与えて学習させます。機械学習の目的は、AIが利用者の目的に応じて適切な処理をできるようにすることです。

Google CloudではVertex AIが代表的なサービスで、生成AIを構築して使用するための開発プラットフォームです。GoogleのGeminiシリーズにアクセスでき、テキスト、画像、動画など様々なコンテンツをテスト・作成できます。

これからの時代はAIをどのように活用していくかが重要になります。Google Cloudを活用することで、機械学習を体験できて、AIを活用したアプリ開発などにも力をいれることが可能となります。