主な決済サービスの特徴
PayPalは、世界で4億人以上が利用する決済サービスで、急速に利用者数を伸ばしてきました。しかし、PayPal以外にも有名な決済サービスが存在します。今回は、PayPalとSquare・Stripe・Apple Payを比較するため、最適なサービスを選択する参考にしてください。
PayPal
PayPalは、1998年に設立されたオンライン決済システムで、個人や企業がインターネット経由で簡単かつ安全に送金・受け取りを行えるという点が特徴です。利用者はPayPalアカウントにクレジットカードやデビットカード、銀行口座を登録することで、オンラインショッピングの支払いをスムーズに行えます。
また、個人間送金、オンラインショッピング、国際取引など幅広い用途に対応し、多通貨対応や詐欺防止システムなどのセキュリティ機能も充実しているため、利便性が高いサービスといえるでしょう。
Square
Squareは、Twitterの創業者であるジャック・ドーシーらが2009年に設立した決済サービスです。Squareの特徴は、スマホやタブレットを利用してクレジットカード決済ができることです。
初期費用がSquareリーダーの購入費だけである点も大きな魅力で、低コストで簡単に導入できることから個人事業主や中小企業でも導入しやすい決済サービスといってよいでしょう。
Stripe
Stripeは、グローバルなオンライン決済プラットフォームで、世界各国の数百万以上の企業が利用しています。Stripeは、運営するウェブサイト上での支払い受付や売上管理を簡易化し、多様な決済方法を一括して処理できるAPIを提供しています。
Stripeは、47か国以上で135以上の通貨を取り扱っているため、海外展開や事業スタイルに合わせた利用をしやすい決済サービスといえるでしょう。
Apple Pay
Apple Payとは、Apple社が提供する決済プラットフォームです。Apple Payのメリットは、SuicaやPASMOといった交通系ICカードへのチャージが簡単にできる点や、iPhoneやApple Watchを使ったキャッシュレス決済を簡単に行える点です。
また、支払い手段として設定したクレジットカードのポイントがたまりやすくなるのも、Apple Payの魅力といってよいでしょう。
手数料の比較
今回取り上げた決済サービスの手数料を比較します。
決済サービス名 | 利用者手数料 | 加盟店手数料 |
PayPal | 無料 | 2.90%+40円 |
Square | 記載なし | 3.25~3.75% |
Stripe | 記載なし | 3.6% |
Apple Pay | 無料 | 記載なし |
決済手数料を提供する事業者は、決済サービス側に手数料を支払わなければなりません。しかし、利用者は特別な手数料を支払わなくても、決済サービスを利用できます。
出典:PayPal
出典:PayPal
出典:Square