PayPalの危険性

PayPalは、4億人以上の利用者がいるオンライン決済サービスです。世界各地の店舗やECサイトとつながっているため、PayPalの安全性を心配する方もいらっしゃるでしょう。ここでは、PayPalの危険性について解説します。

不正ログインの危険性

PayPalを防ぐネット上の決済には、不正ログインのリスクがあります。不正ログインとは、IDやパスワードを不正に入手した第三者が、本人に成りすましてPayPalなどのサービスを利用することです。

不正ログインの目的は、金銭や個人情報、会社の情報などを盗み出すことであり、場合によっては被害額が大きくなるかもしれません。PayPalを含む決済サービスを利用する際は、IDやパスワードの保管を厳重に保管しましょう。

フィッシング詐欺の危険性

フィッシング詐欺とは、銀行などの金融機関や通販サイトなどの業者を装い、メールやSNSを通じて個人情報や口座情報を入力させて悪用する手口のことです。PayPalは知名度が高く多くの利用者がいるサービスであるため、フィッシング詐欺で狙われやすいといってよいでしょう。

PayPalはクレジットカード・デビットカードの情報や銀行口座番号、運転免許証の番号、メールアドレス、パスワードなどをメールで確認することはありません。PayPalを装ったサイトからメールやSNSが届いても、安易に情報を入力しないようにしましょう。

出典:PayPal

PayPalの3つの安全対策

PayPalでは、顧客の情報を守るため3つの安全対策を行っています。それぞれの内容を見てみましょう。

独自の不正防止モデル

PayPalは、不正アクセスなどから顧客の情報を守るため、独自の不正防止モデルを確立してきました。PayPalは、24時間・365日にわたって全取引をモニタリングし、不審な動きをみつけたときはアカウント制限をするなど、顧客の被害を最小限に抑えるしくみを整えています。

世界最高水準の情報保護システム

PayPalは、最高水準の暗号技術を導入して顧客の個人情報の保護に努めています。そのために、クレジットカード業界の基準であるPCI DSSに準拠した情報保護システムを採用して、顧客のデータ保護と安全確保に全力を注いでいます。

買い手保護制度

PayPalでは、万が一のトラブルから顧客を守るための「買い手保護制度」を実施しています。適用には一定の条件がありますが、条件を満たせば商品が届かないトラブルや説明と異なる商品が届いた際のトラブルに対応します。