団体信用生命保険(団信)とは?
住宅ローンを組む際に活用される保険に団体信用生命保険(団信)があります。ろうきん住宅ローンでは、団信を利用できますが、そもそも団信とはどのような保険なのでしょうか。一般的な内容や高度障害状態について解説します。
団体信用生命保険の内容
団信は、住宅ローンを組む際に加入する、いわば住宅ローン専用の生命保険です。万が一、ローン返済中に契約者が亡くなったり、高度障害状態になってしまった場合に、残りの住宅ローンをゼロにすることができます。
団信に加入すると、契約者が不測の事態に見舞われた際に、生命保険会社が残りのローン残高を金融機関に直接支払います。住宅ローン契約と同時に加入するのが一般的で、後からの加入はできません。
高度障害状態とは?
高度障害状態とは、日常生活に著しい支障をきたす重度の障害状態を指します。視力や言語機能の喪失、寝たきり状態、手足2本以上の喪失などが例として挙げられます。つまり、日常生活における基本的な動作やコミュニケーションを困難にし、周囲の人の サポートなしに生活を送ることが難しい状況といってよいでしょう。
ただし、高度障害状態の具体的な定義は保険会社によって異なり、それぞれの基準に基づいて判断されるため、契約前に確認しなければなりません。
ろうきん住宅ローンの団体信用生命保険とは?
他の住宅ローンと同じく、ろうきん住宅ローンでも団信の利用が一般的です。ろうきん住宅ローンの団信は、どのような内容なのでしょうか。内容と注意点について解説します。
ろうきん団信の内容
ろうきん団信は、一般の団信と同じく、住宅ローンなどの返済中に、万が一、死亡または高度障害状態になってしまった場合に残りのローン残高を保険金で返済して、家族への負担をなくすことができる生命保険です。
住宅ローンを夫婦や親子で利用する場合でも、保証割合を設定することで、それぞれに合った形で加入できます。
また、ろうきん団信の審査が厳しい場合でも、引受条件を緩和した「引受緩和団信」に申し込むことが可能です。これは、通常のろうきん団信に加入できない場合に、金利に年0.3%の上乗せをすることで利用できる制度です。
ろうきん団信の注意点
ろうきん団信の注意点は、以下のとおりです。
- 加入はローン契約時の1回限り
- 複数人で加盟している場合、ローン残高は0円にならない
- 引受緩和団信は、複数人で加盟できない
ろうきん団信の加入は、ローン契約時の1回限りであり、他の団信に変更することはできません。また、複数人で加盟している場合は、保証割合に応じた減額となるため、住宅ローン残高が0円になるわけではありません。
また、引受緩和団信はろうきん団信と異なり、複数人での加盟ができない点に注意しましょう。