タクシーの相乗りとライドシェアどちらがいいの?

タクシーの相乗りとライドシェアの特徴

タクシーの相乗りの特徴

令和3年11月1日から運行が開始されたタクシーの相乗りは通称シェアタクと呼ばれています。複数人でタクシーを利用することで運賃を安くすることができるメリットがあります。そのほかの特徴は以下の通りです。

  • 配車アプリを通じて目的地が近い旅客同士を運送開始前にマッチングさせる
  • 地域や要件の限定はかけずに一般的に導入する
  • 相乗り前に同乗する相手を設定できる
  • 目的地が自宅前などのプライバシーに関わる場合は注意が必要
  • ドライバー側で相乗り乗客の誤乗車を防ぐため本人確認が行われる
  • 都市型ハイヤーで相乗り乗車するときは2時間未満の乗車は法律上できない
  • など

上記の規則は令和3年10月29日に国土交通省の自動車局長から出された文書の内容です。ライドシェアとの違いは「地域や要件の限定はかけずに一般的に導入する」という部分です。

ライドシェアは2024年4月に日本で解禁したばかりで一部地域でしか利用できません。その点タクシーの相乗りに関しては地域や要件に限定されていないので全国で利用可能になっています。

タクシーを手配する際にも配車アプリを利用するため時間や手間がかからず誰にでも利用できるメリットがあります。相乗りで一番不安に思う部分が同乗する相手ではないでしょうか。

タクシーの相乗りでは異性同士の相乗り乗客を設定できたり、車両の種類を設定できたりします。特に女性の場合は同乗の相手が異性であった場合は不安に思う人も多いでしょう。トラブルを防止するためにも事前に必要な設定をしておくことで快適に相乗り乗車を楽しんでください。

ライドシェアの特徴

  • 「担い手」「地域の足」不足を解消する目的
  • タクシーが不足する地域や時間帯に地域の自家用車の一般ドライバーが担当する
  • 東京、横浜、名古屋、京都、札幌、仙台、さいたま(県南中央)、千葉、大阪、神戸、広島、福岡の12地域で実施
  • など

ライドシェアの目的はタクシーの担い手不足を補うことです。現在ではライドシェアが活動できる時間も限られていて都市部や観光地、過疎地でない限りライドシェアを利用できる頻度は少ないでしょう。

上記にあげた12地域以外にも各自治体が不足車両を算出して運輸支局へ届け出るなどの手続きを行うことでライドシェアを利用することができるようになっています。

タクシーの相乗りとライドシェアとの比較

おすすめはタクシーの相乗り

2024年10月14日現在ではライドシェアはタクシーの補助的な役割のため、ライドシェアを利用することはあまり出来ないように感じます。損得の面でもライドシェアとタクシーの相乗りの特徴にあまり違いは見られませんでした。

安全面で言えばタクシーの相乗りであればプロのドライバーですが、ライドシェアの場合はドライバーは一般人であるため多少の不安が付きまとうでしょう。

出典:国土交通省相乗り旅客の運送取り扱い

出典:国土交通省日本版ライドシェア