日本生命保険の概要

日本生命保険は、1889年に創業した生命保険会社です。「日本生命グループ」の中心企業であり、同グループには大樹生命保険やニッセイ・ウェルス生命保険・はなさく生命保険などがあります。

日本生命保険の主な商品

日本生命保険では、どのような保険を扱っているのでしょうか。代表的な5つのタイプの保険を紹介します。

死亡リスクに関する保険

「子育て中に万が一のことがあったら、残された家族は大丈夫だろうか」といった心配に対応するのが、「死亡保険」です。補償対象となる人が亡くなったり、高度障がいになった時に保険金が支払われるタイプの保険です。

日本生命では、保障が一生涯にわたって続く「終身保険」や一定期間の死亡リスクに備える「定期保険」、一定期間の死亡リスクに備えつつ、定期的にお祝い金が受け取れる「生存給付金付定期保険」を扱っています。

医療に関する保険

日本生命は、がんや重い病気のリスクに対応するための保険も用意しています。「3大疾病3充マル」は、がんや急性心筋梗塞、脳卒中といった三大疾病に備える保険です。三大疾病以外の理由でも、死亡保険金が受け取れます。

死亡保障を抑え、特定の生活習慣病を含む特定の病気に備える「特定重度疾病保障保険」や、身体障がい状態や要介護状態に備える「生活サポート保険」も扱っているため、ニーズに合ったものを選ぶとよいでしょう。

教育に関する保険

子育て世帯にとって、教育費は大きな悩みの種となります。小学校から大学までの教育費は、1人当たり800万円弱から2,500万円に及ぶため、教育費の負担増加に備えなければなりません。

日本生命では、子どもの養育費に備えるための「学資保険」やお祝い金を受け取りつつ教育費に備えられる「こどもの保険」を扱っています。

老後に関する保険

令和5年簡易生命表によると、男性の平均寿命は81.09年、女性の平均寿命は87.14年となっています。

出典:厚生労働省 「令和5年簡易生命表の概況」

65歳で退職すると、男性で15年、女性で20年の余命があるため、その間の生活資金に備えなければなりません。日本生命では、老後資金に備えるため私的な「年金保険」や死亡保障のない「長寿生命保険」を扱っています。

相続に関する保険

相続税は、所得に応じて税率が決まるため、資産が多い人ほど相続対策が必要となります。終身保険を利用すると、死亡保険金の非課税などを利用できるため相続税の節税ができるかもしれません。資産が多く、相続税が大きくなる可能性がある場合は、税理士と相談のうえ、こうした保険を利用するのも一つの方法です。