解約によって発生するデメリット

日本生命に限らず、保険を解約する理由はさまざまです。経済的な理由やライフステージの変化などで保険を解約する必要があるかもしれません。しかし、解約によって生じるデメリットを把握することも重要です。今回は、解約前に知っておきたい5つのデメリットについて紹介します。

保障がなくなってしまう

保険を解約すると、病気や怪我など、万が一の事態に備える手段がなくなってしまいます。契約終了と同時に、それまで積み重ねてきた保障が一切適用されなくなるからです。

たとえ、解約直後に病気で入院や手術が必要になったとしても、解約してしまえば、保険金を受け取ることはできません。医療費などの経済的負担は、すべて自己負担です。

安心して暮らせるだけの貯蓄があるなど、リスクを考慮した上で解約する必要があります。解約前に他に加入している保険や貯蓄で「本当に対応できるのか」慎重に検討しましょう。

元本割れのリスクがある

貯蓄型の保険は、契約期間を通してじっくりとお金を積み立てていく商品です。そのため、契約期間が満了する前に解約してしまうと、それまで積み立てたお金が予定よりも少なく戻ってくる、「元本割れ」のリスクがあります。

解約時期が早ければ早いほど、目減りする可能性が高くなります。解約を検討する際は、必ず事前に受け取れる金額を確認し、元本割れのリスクを十分に理解しておくことが大切です。

再加入が難しくなる可能性がある

一度解約した生命保険に、再び加入したいと思っても、簡単にはいかない可能性があります。生命保険は、加入時の年齢や健康状態によって加入条件や保険料が変わるからです。

若い頃や健康な時に加入した保険を解約してしまうと、後で再加入を希望する際、年齢や健康状態が変化しているため、一般的には同じ条件での加入が難しくなります。

例えば、健康状態が悪化していた場合、以前と同じ保障内容を付けられない、あるいは希望する保険に加入できないケースも考えられるため、解約は慎重に考えなければなりません。

新しい保険にすぐ入れない可能性がある

健康状態や年齢は常に変化するものです。過去に保険に加入していても、解約後に持病を抱えたり、年齢を重ねたりすることで、新たな保険加入のハードルが上がる可能性があります。

健康診断で異常が見つかった後や、治療が必要な病気にかかった後では、保険会社の審査が厳しくなるかもしれません。場合によっては、希望する内容の保険に加入できなかったり、割高な保険料を提示されたりすることも考えられます。